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文献詳細

雑誌文献

medicina36巻2号

1999年02月発行

文献概要

今月の主題 肝疾患診療 1999 様々な状況で肝疾患をどうみるか

トランスアミナーゼ300単位以上の肝障害をみたら

著者: 忠願寺義通1 安部井誠人2

所属機関: 1都立墨東病院内科 2筑波大学臨床医学系内科

ページ範囲:P.239 - P.241

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●肝疾患の重症度を,全身倦怠感や食欲不振などの自覚症状や黄疸,腹水,下腿浮腫あるいは意識状態,肝性脳症の有無など肝不全徴候,さらにプロトロンビン時間(PT)などより推測する.
●トランスアミナーゼの値は肝予備能を反映しないので,血小板数,空腹時総胆汁酸,ビリルビン,肝合成能の指標(アルブミン,コリンエステラーゼ,PT),線維化マーカー(ヒアルロン酸など),超音波所見などを総合的に勘案する必要がある.
●肝不全徴候やPT値の低下より肝不全が疑われる場合は,直ちに入院を要する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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