icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina36巻2号

1999年02月発行

文献概要

今月の主題 肝疾患診療 1999 少し高度な知識が必要な肝疾患

劇症化しやすい急性肝炎の早期発見と対策

著者: 山田春木1 三浦英明1

所属機関: 1社会保険中央総合病院内科

ページ範囲:P.263 - P.265

文献購入ページに移動
●肝炎はウイルスを排除する過程でもあるので,このままみていたほうがよいのか,ステロイド剤を使って一刻も早く細胞破壊を食い止めなければ危ない状態なのか,劇症化が懸念される急性肝炎では重大な決断を迫られる.
●画像検査上の肝萎縮出現には時期のズレがあるので,「肝萎縮がない間は劇症化の心配はない」と考えると手遅れになることもある.
●劇症化しやすい急性肝炎では,中途半端な新鮮凍結血漿投与は,劇症化の有力な先行指標となるプロトロンビン時間(PT)を修飾してしまうので慎みたい.また,慢性肝不全に使われるBCAA製剤(アミノレバン®)投与は「禁忌」である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら