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文献詳細

雑誌文献

medicina36巻2号

1999年02月発行

文献概要

今月の主題 肝疾患診療 1999 肝疾患をめぐる最近の話題

G型肝炎ウイルスとTTウイルスをめぐる話題

著者: 三代俊治1 太田裕彦1

所属機関: 1東芝病院

ページ範囲:P.316 - P.319

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●G型肝炎ウイルス(GBV-C/HGV)はC型肝炎ウイルス(HCV)に類似するが,後者のもつ重要な性質をいくつか欠いており“似而非HCV”と見なしうる.臨床的インパクトもHCVに比較してはるかに弱い.
●TTウイルス(TTV)は健常人にも高頻度で検出されるゆえ,疫学的には肝炎惹起性が自明ではない.ただし,現在唯一の診断系はゲノム検出であり,肝炎以外の病態を含めた病原性を探るには不十分である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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