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文献詳細

雑誌文献

medicina36巻3号

1999年03月発行

文献概要

今月の主題 高脂血症と動脈硬化 高脂血症から動脈硬化へのプロセス

プラークの破裂と脂質

著者: 成子隆彦1 土師一夫1 伊倉義弘2 上田真喜子2

所属機関: 1大阪市立総合医療センター循環器内科 2大阪市立大学医学部第2病理学教室

ページ範囲:P.386 - P.389

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●ヒト冠動脈硬化病変においては,時に脂質に富むlipid-rich plaqueが形成され,このlipid-rich plaqueの破裂・血栓形成が急性冠動脈症候群の一因となる.
●lipid-rich plaqueは極めて薄い線維性キャップを有しており,破裂しやすい.
●プラーク破裂とプラークびらんの両病変部位には,マクロファージやTリンパ球などの炎症性細胞の浸潤がみられる.
●急性冠動脈症候群の発症に関与するプラークの炎症性プロセス進展の一因として,酸化LDLが関与している可能性が示唆される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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