icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina36巻3号

1999年03月発行

文献概要

今月の主題 高脂血症と動脈硬化 高脂血症の診断と新たな検査法

高脂血症診断のファーストライン

著者: 藤岡考之1 斉藤英治1

所属機関: 1日本大学医学部第2内科

ページ範囲:P.413 - P.417

文献購入ページに移動
●血清中のコレステロールやTGはすべてリポ蛋白中に存在するので,高脂血症とは高リポ蛋白血症を意味している.
●カイロミクロンやVLDLはTGの含有量が多い.
●LDLやHDLはCEの含有量が多い.
●電気泳動法では,正常者の空腹時血清リポ蛋白はβ(LDL),pre-β(VLDL),α(HDL)分画に分離される.
●アポB/LDL-C比が高いときはatherogenicな小型のLDLの増加が疑われる.
●アポC-IIはLPLを活性化させる.
●III型高脂血症ではTGやアポC-IIIの増加に比べてアポEの増加が著しい.
●HDL-Cが100mg/dl以上の場合を高HDL血症という.
●Lp(a)の血中濃度が25〜30mg/dlを超えると動脈硬化性疾患の合併率が高い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら