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文献詳細

雑誌文献

medicina36巻3号

1999年03月発行

文献概要

今月の主題 高脂血症と動脈硬化 高脂血症の診断と新たな検査法

レムナントの測定意義と使いかた

著者: 多田紀夫1 岩崎雅文

所属機関: 1東京慈恵会医科大学内科学講座第4(青戸病院)

ページ範囲:P.421 - P.423

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 近年,血清トリグリセライド(TG)値と動脈硬化性疾患の関連性を再認識する機運が高まっている1).一方,高TG血症を呈する病態は均一でなく,同じ血清TGの増加をみる病態でも,例えば家族性III型高脂血症,家族性複合型高脂血症(FCHL)や,さらに糖尿病性高TG血症などは動脈硬化性疾患を高頻度に合併する疾患であるが,I型高脂血症や家族性IV型高脂血症では,動脈硬化性疾患の合併は正常コントロールに比して差がない.高TG血症と動脈硬化性疾患との関連性を認識するうえで,特に血清中のレムナントリポ蛋白の病因としての重要性が唱えられている2,3)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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