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医道そぞろ歩き—医学史の視点から・47
ペニシリンを発見したフレミング
著者: 二宮陸雄1
所属機関: 1二宮内科
ページ範囲:P.540 - P.541
文献購入ページに移動スコットランド人で,エアシア郡ロックフィールドの農家に生まれたフレミングは,8人の同胞の第6子であった.遠い道を歩いて通学していた10歳のころ,転んで鼻を骨折し,一生ボクサーのような鼻をしていた.14歳のとき医者をしていた兄を頼ってロンドンに出て,17歳で船会社に書記として就職した.1901年におじの遺産が入り,医学を志したフレミングは,ロンドン大学奨学生になり,セントメリー病院に進学した.
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