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文献詳細

雑誌文献

medicina36巻4号

1999年04月発行

文献概要

今月の主題 検査異常から考える血液疾患 血液疾患・病態へのアプローチ 赤血球の異常

大球性貧血

著者: 小松則夫1

所属機関: 1自治医科大学血液学教室

ページ範囲:P.610 - P.612

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●骨髄では正染性巨赤芽球の同定が巨赤芽球性貧血の診断にしばしば有用で,成熟した豊かな胞体,繊細な核網を有する核が特徴的である(核・細胞質成熟解離).
●ビタミンB12欠乏による巨赤芽球性貧血は,壁細胞が多く分布する胃体部を切除すると,5〜6年後に発症する.神経症状のみが前面に出てくることがあるので注意を要する.
●ビタミンB12欠乏性による神経障害に葉酸を投与すると,かえって神経症状が悪化することがあるので禁忌である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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