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文献詳細

雑誌文献

medicina36巻5号

1999年05月発行

文献概要

今月の主題 高齢者医療—現状と展望 高齢者総合医療

高齢者総合機能評価(CGA)とその有効性

著者: 高橋龍太郎1

所属機関: 1(財)東京都老人総合研究所看護・ヘルスケア部門

ページ範囲:P.728 - P.730

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●高齢者総合機能評価(comprehensive geriatric assessment:CGA)とは,治療方針を考えるうえで,慢性疾患を抱える高齢者の生活機能を総合的に把握し,専門医療が陥りやすい問題に対処しようというものである.
●各種スケールを用いて,栄養状態,心理・精神機能,身体機能,治療内容,目的(退院計画)の5項目を重点的に診療するのがCGAの基本である.その実践過程では,他職種とのチームケアが必須となる.
●気づかれなかつた疾病(特に心理・精神の問題),投薬数の減少がCGAの有効性として重要であり,その結果,QOL(quality of life)の改善(特に医師-患者関係の向上)や入院回数・日数の減少につながる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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