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文献詳細

雑誌文献

medicina36巻5号

1999年05月発行

今月の主題 高齢者医療—現状と展望

高齢者に特有な症候—老年症候群に対する医療

痴呆—診断,治療・ケア

著者: 武田雅俊1 篠崎和弘1 西川隆1 柏木雄次郎1

所属機関: 1大阪大学大学院神経機能医学講座精神医学

ページ範囲:P.761 - P.763

文献概要

●痴呆とは,記憶と高次判断能力の障害を基本とする症候群をいい,その原因疾患は,外傷,感染症,代謝異常,脳血管障害,変性など多岐にわたる.
●痴呆の大多数は一次神経変性痴呆症と脳血管痴呆である.以前は一次神経変性痴呆症のほとんどはアルツハイマー病とされたが,現在は非アルツハイマー病型変性痴呆症の多くを独立した疾患として扱い,レビー小体病,皮質基底核変性症,前頭葉型痴呆などをアルツハイマー病と区別する.
●アルツハイマー病治療薬として,現在,3種類のアセチルコリンエステラーゼ阻害作用を有する薬剤が欧米で使用されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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