文献詳細
今月の主題 高齢者医療—現状と展望
高齢者に特有な症候—老年症候群に対する医療
文献概要
●痴呆とは,記憶と高次判断能力の障害を基本とする症候群をいい,その原因疾患は,外傷,感染症,代謝異常,脳血管障害,変性など多岐にわたる.
●痴呆の大多数は一次神経変性痴呆症と脳血管痴呆である.以前は一次神経変性痴呆症のほとんどはアルツハイマー病とされたが,現在は非アルツハイマー病型変性痴呆症の多くを独立した疾患として扱い,レビー小体病,皮質基底核変性症,前頭葉型痴呆などをアルツハイマー病と区別する.
●アルツハイマー病治療薬として,現在,3種類のアセチルコリンエステラーゼ阻害作用を有する薬剤が欧米で使用されている.
●痴呆の大多数は一次神経変性痴呆症と脳血管痴呆である.以前は一次神経変性痴呆症のほとんどはアルツハイマー病とされたが,現在は非アルツハイマー病型変性痴呆症の多くを独立した疾患として扱い,レビー小体病,皮質基底核変性症,前頭葉型痴呆などをアルツハイマー病と区別する.
●アルツハイマー病治療薬として,現在,3種類のアセチルコリンエステラーゼ阻害作用を有する薬剤が欧米で使用されている.
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