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文献概要
今月の主題 高齢者医療—現状と展望 高齢者によくみられる疾患
脳血管障害
著者: 藤島正敏1
所属機関: 1九州大学医学部第2内科
ページ範囲:P.777 - P.779
文献購入ページに移動●近年,脳卒中の発症年齢は脳梗塞,脳出血とも高齢化し,80歳代の発症率が最も高い.
●高齢者の脳梗塞は心原性脳塞栓症が多く,非弁膜性心房細動(NVAF)がその主要なリスクである.
●高齢者脳卒中は短期の生命予後,長期の機能予後は悪く,退院後にADL(日常生活動作)はさらに低下する.
●脳卒中治療の基本は年齢を問わないが,高齢者では症候が非典型的で,治療にも注意を要する.
●高齢者脳血管障害は寝たきり,痴呆の要因となり,介護についての課題が大きい.
●高齢者の脳梗塞は心原性脳塞栓症が多く,非弁膜性心房細動(NVAF)がその主要なリスクである.
●高齢者脳卒中は短期の生命予後,長期の機能予後は悪く,退院後にADL(日常生活動作)はさらに低下する.
●脳卒中治療の基本は年齢を問わないが,高齢者では症候が非典型的で,治療にも注意を要する.
●高齢者脳血管障害は寝たきり,痴呆の要因となり,介護についての課題が大きい.
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