icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina36巻5号

1999年05月発行

文献概要

今月の主題 高齢者医療—現状と展望 高齢者によくみられる疾患

変形性関節症

著者: 石井孝子1 佛淵孝夫1

所属機関: 1佐賀医科大学整形外科

ページ範囲:P.796 - P.797

文献購入ページに移動
●変形性関節症(osteoarthritis:OA)は,関節軟骨の変性を基盤として,軟骨が形態学的にも機能的にも破壊され,修復機転として骨軟骨の増殖性変化を伴う疾患と定義される.
●最も罹患頻度の高い膝関節では原疾患のない一次性関節症が多く,股関節では先天性股関節脱臼を基盤とする二次性関節症が多い.
●ステロイド剤の関節内注入は,化膿性関節炎やステロイド関節症を惹起するため,適応を制限すべきである.
●膝・股関節における骨切り術や人工関節の手術成績は安定しており,患者のADL(日常生活動作)を高める選択肢の一つとなる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら