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文献詳細

雑誌文献

medicina36巻5号

1999年05月発行

文献概要

今月の主題 高齢者医療—現状と展望 高齢者医療におけるpitfall

高齢者によくみられる薬物の副作用

著者: 葛原茂樹1

所属機関: 1三重大学医学部神経内科

ページ範囲:P.800 - P.801

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●最近の薬剤性パーキンソニズムの原因薬として最も頻度が高いのは,老年科領域でも使用頻度の高い精神症状・問題行動治療薬と胃腸機能調整薬である.
●筋痛を伴う筋力低下,低カリウム血症と高CK血症を起こすのは,利尿剤(チアジド系,ループ利尿薬)と漢方薬の甘草である.
●強い痛みを伴うこむら返りは,高脂血症治療薬のHMG-CoA reductase阻害薬(プラバスタチン,シンバスタチン),クロフィブラート系薬剤で起こる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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