icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina36巻6号

1999年06月発行

今月の主題 慢性呼吸不全に必要な基礎知識

呼吸不全とはいかなる病態か?—知っておくべき病態生理

呼吸不全の肺循環への影響

著者: 国枝武義1

所属機関: 1慶應義塾大学伊勢慶應病院内科

ページ範囲:P.903 - P.905

文献概要

●呼吸不全の肺循環への影響では,肺胞低酸素症により肺血管が収縮するメカニズムが存在し,低酸素性肺血管収縮(HPV)といわれる.
●呼吸不全でも肺性心を起こす病態もあれば,起こさない病態もあるが,肺胞低換気を伴う呼吸不全では肺動脈圧の上昇から右室機能障害がみられる.この換気障害型肺性心では,赤血球増多,心拍出量の増加を伴い,肺動脈圧の反復上昇により漸次悪化する高心拍出量性心不全である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら