文献詳細
今月の主題 慢性呼吸不全に必要な基礎知識
呼吸不全とはいかなる病態か?—知っておくべき病態生理
文献概要
●呼吸不全の肺循環への影響では,肺胞低酸素症により肺血管が収縮するメカニズムが存在し,低酸素性肺血管収縮(HPV)といわれる.
●呼吸不全でも肺性心を起こす病態もあれば,起こさない病態もあるが,肺胞低換気を伴う呼吸不全では肺動脈圧の上昇から右室機能障害がみられる.この換気障害型肺性心では,赤血球増多,心拍出量の増加を伴い,肺動脈圧の反復上昇により漸次悪化する高心拍出量性心不全である.
●呼吸不全でも肺性心を起こす病態もあれば,起こさない病態もあるが,肺胞低換気を伴う呼吸不全では肺動脈圧の上昇から右室機能障害がみられる.この換気障害型肺性心では,赤血球増多,心拍出量の増加を伴い,肺動脈圧の反復上昇により漸次悪化する高心拍出量性心不全である.
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