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文献詳細

雑誌文献

medicina36巻6号

1999年06月発行

文献概要

カラーグラフ 内科医が知っておきたい眼所見(最終回)

高血圧と眼・網膜動脈硬化症

著者: 戸張幾生1

所属機関: 1東邦大学医学部第二眼科

ページ範囲:P.1035 - P.1038

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 高血圧,動脈硬化による眼底所見には,本態性高血圧,二次性高血圧,網膜中心静脈閉塞症,網膜分枝静脈閉塞症,網膜細動脈瘤,網膜動脈閉塞症などがある.本態性高血圧による眼底変化は不可逆的な網膜細動脈硬化所見が主体であり,腎疾患などによる二次性高血圧は血管痙縮性網膜症が主体になる.
 網膜中心静脈閉塞症は,主に網膜細動脈の硬化により視神経乳頭部での網膜中心静脈の還流障害により網膜出血を起こす疾患であり,網膜静脈分枝閉塞症は,網膜動静脈交叉部での細動脈硬化に伴う交叉部静脈の圧迫による還流障害により,閉塞静脈域に出血がみられる疾患である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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