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文献詳細

雑誌文献

medicina36巻6号

1999年06月発行

文献概要

症例によるリハ医療—内科医のために・11

脳血管障害による嚥下障害のリハビリテーション—発症から長期間経過してから経口摂取が可能になった2例

著者: 大仲功一1 伊佐地隆1 安岡利一1 大田仁史1

所属機関: 1茨城県立医療大学

ページ範囲:P.1061 - P.1065

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 脳血管障害に嚥下障害を合併する頻度は決して少なくなく,大脳一側性病変であっても急性期で30〜40%,慢性期で5〜10%ともいわれている1).そして大脳両側性病変や脳幹病変では,より高頻度に嚥下障害が生じることが知られている2).嚥下障害のリハビリテーション(以下,リハ)については林ら3)によって総論的に紹介されているが,参考までに嚥下障害に対する4つのリハアプローチ(藤島)2)を表1に示した.
 本稿では,脳血管障害に起因する重度の嚥下障害を有し,発症から比較的長期間を経過してから経口摂取が可能になった2例を紹介し,いくつかの手法に焦点を絞って解説を行いたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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