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文献詳細

雑誌文献

medicina36巻7号

1999年07月発行

今月の主題 不整脈患者のマネジメント

救急治療のdecision making

心筋梗塞に伴う不整脈とその治療

著者: 高橋尚彦1 原政英1 犀川哲典1

所属機関: 1大分医科大学第1内科

ページ範囲:P.1120 - P.1122

文献概要

●急性心筋梗塞による死亡の多くは発症後1〜2時間以内に生じ,そのほとんどが心室頻拍(VT)や心室細動(VF)などによる不整脈死と考えられている.
●急性心筋虚血が原因となって生じているVTやVFに対しては,抗不整脈薬を用いた不整脈の抑制よりも,血行再建による心筋虚血の改善が優先されなければならない.
●急性心筋梗塞患者に対しては,急性期にみられる不整脈そのものに対する治療だけでなく,慢性期の心機能低下および不整脈基質形成を可能な限り抑える治療も考慮する必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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