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文献詳細

雑誌文献

medicina36巻7号

1999年07月発行

文献概要

今月の主題 不整脈患者のマネジメント 予防と長期管理

抗不整脈薬,一般薬による不整脈の悪化(催不整脈作用)

著者: 栗田隆志1

所属機関: 1国立循環器病センター内科心臓部門

ページ範囲:P.1148 - P.1152

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●臨床的な経験から,もともとQTが延長傾向(QTcで0.44以上)にあるもの,基礎心疾患を有するもの,性別(女性),利尿剤による低カリウム血症などがQT延長に伴うtorsade de pointes発生の危険因子として知られている.
●QRS幅拡大による多形性VTの場合は,薬剤投与前からのQRS延長(非特異的心室内伝導遅延)や重篤な基礎心疾患が,この副作用を予見する所見として重要である.
●薬剤投与中にIncessant VTや遅いレートの持続性VTが頻発した場合は,催不整脈作用も念頭に置いて,むやみに他の抗不整脈薬を追加してはならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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