icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina36巻7号

1999年07月発行

文献概要

今月の主題 不整脈患者のマネジメント 予防と長期管理

抗不整脈薬をいつまで続けるか

著者: 池主雅臣1 内山博英1 相澤義房1

所属機関: 1新潟大学医学部第1内科

ページ範囲:P.1153 - P.1155

文献購入ページに移動
●明らかな基礎心疾患を有さない症例の上室性および心室性期外収縮や非持続型心室頻拍は,症例の生命予後に関係しない.
●基礎心疾患を有する症例の心室性期外収縮は,基礎心疾患の治療をまず第一に行う.
●心房細動が慢性化した場合はIa・Ic群の薬剤を中止し,ジギタリス,βブロッカー,Ca拮抗剤などにより心室レートの調節を目標とした治療に変更しなくてはならない.
●基礎心疾患を有する持続型心室頻拍は再発性で,血行動態の悪化により致死的となりうるため,たとえ数カ月間発作がなかったとしても,安易に抗不整脈薬を中止・変更してはならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?