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文献詳細

雑誌文献

medicina36巻7号

1999年07月発行

文献概要

今月の主題 不整脈患者のマネジメント 非薬物療法の展望

薬物療法よりアブレーションを勧める不整脈

著者: 笹野哲郎1 沖重薫1

所属機関: 1横浜赤十字病院循環器科

ページ範囲:P.1180 - P.1182

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●従来は薬剤抵抗性例が高周波カテーテルアブレーション(RFCA)の適応とされていたが,近年ではRFCAは薬物療法と並ぶ“first line therapy”である.
●抗不整脈薬治療の問題点として,予防効果有効率がRFCAに比較して大幅に低いため,患者は不整脈発作という精神的ストレスに常にさらされていること,また長期間抗不整脈薬を服用し続けなければならない点が挙げられる.
●RFCAによる根治が高率に期待できる種類の不整脈に対しては,より積極的にRFCAの適応を考えるべきと思われる.また,心機能低下例,腎機能障害例,妊娠を希望する女性など薬物療法が困難な症例も良い適応となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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