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文献詳細

雑誌文献

medicina36巻7号

1999年07月発行

症例によるリハ医療—内科医のために・12

多発性硬化症患者のリハビリテーション

著者: 河合正行1 野崎貞徳1 江崎宏典2 藤田雅章3

所属機関: 1国立長崎中央病院リハビリテーション科 2国立長崎中央病院総合診療科 3国立療養所長崎病院リハビリテーション科

ページ範囲:P.1221 - P.1225

文献概要

 多発性硬化症(以下MS)は,わが国では比較的稀な疾患であるといわれているが,複数の中枢神経系に生じる脱髄性変化(空間的多発)は,種々の神経学的症状,神経心理学的症状を引き起こす.また,生命予後は比較的良好で,若年成人が長期にわたって再発寛解を繰り返す(時間的多発)ことは,多大の身体的,精神的,社会的障害となり,リハビリテーション(以下リハ)の重要性をさらに増大させることとなる.
 当院は長崎県大村市に位置する高度総合診療施設であり,理学療法士2名の限られたスタッフでリハを行っている.そこで院内各病棟との連携と同時に院外の社会資源とも積極的に協力し,可能な限りスムーズな在宅生活への移行をはかっている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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