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文献詳細

雑誌文献

medicina36巻8号

1999年08月発行

今月の主題 ニューロパチーとミオパチー

診察のポイント

反射の診かた

著者: 大矢寧1

所属機関: 1国立精神・神経センター武蔵病院神経内科

ページ範囲:P.1263 - P.1265

文献概要

●末梢神経・筋疾患で深部反射(筋伸張反射)は低下することが多いが,低下しない場合もある.
●最低限診るべき反射は,上腕二頭筋,上腕三頭筋,腕橈骨筋,手指屈筋,大腿四頭筋,下腿三頭筋の深部反射(このうち手指屈筋以外は誘発できなければ異常)と,Babinski徴候,Chaddock徴候の皮膚筋反射である.深部反射は筋ではなく腱を叩き,左右差や部位差,idiomuscular contractionとの差に注意する.
●所見は誤解を招かないように記載したい.反射は客観的な所見だが,評価は総合的な判断になる.しばしば経過観察も重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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