icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina36巻8号

1999年08月発行

文献概要

今月の主題 ニューロパチーとミオパチー 診察のポイント

自律神経障害の診かた

著者: 国本雅也1

所属機関: 1横浜労災病院神経内科

ページ範囲:P.1268 - P.1269

文献購入ページに移動
●ニューロパチーによって起こる自律神経障害のうち,起立性低血圧は圧受容体反射弓の破綻として起こる.これは舌咽・迷走神経の内臓知覚枝を求心路とし,延髄孤束核とRVLA(rostral ventro-lateral medulla)を中枢とし,交感神経を遠心路とする反射弓である.
●ニューロパチーの場合,この入力系,出力系いずれの障害がメインなのか考える必要がある.また,ほかには膀胱直腸障害,発汗障害,体温調節障害,インポテンツ有無を問診する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?