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文献詳細

雑誌文献

medicina36巻8号

1999年08月発行

文献概要

今月の主題 ニューロパチーとミオパチー 検査で何がわかるか

針筋電図でわかること

著者: 園生雅弘1

所属機関: 1帝京大学医学部神経内科

ページ範囲:P.1283 - P.1285

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●随意収縮時針筋電図は運動単位電位(MUP)から構成される.
●神経原性変化では出現するMUP数と種類の減少がみられ,個々のMUPは初期には多相性,慢性期には巨大MUPとなる.
●筋原性変化では弱収縮でも干渉波が出やすくなり,個々のMUPは低振幅でthin が基本だが,しばしば高振幅となり,また多相性も目立つ.
●中枢性筋力低下も針筋電図で診断できる.
●線維自発電位・陽性鋭波や線維束自発電位などの安静時活動も診断に役立つ.
●針筋電図は筋力低下のレベル診断,神経原性変化での病期/予後・局在診断などに役立つ.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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