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文献概要
今月の主題 ニューロパチーとミオパチー 診断のポイントと治療 ミオパチー
薬剤性ミオパチー
著者: 尾野精一1
所属機関: 1帝京大学市原病院神経内科
ページ範囲:P.1315 - P.1317
文献購入ページに移動●薬剤性ミオパチーのうち日常臨床上最も多くみられるのはステロイドミオパチーである.したがって,ステロイドを服用している患者に対して常に本症の合併に注意することが必要である.
●本症の発生を予測する方法として,24時間尿での尿素窒素を測定し,ステロイド投与前後の24時間総排泄量の比が3倍以上の場合は,そのステロイドを長期投与するとミオパチーを引き起こす可能性が高い.
●腎機能低下,甲状腺機能低下,閉経後などでは量を減らし,妊娠末期,ジフェニルヒダントイン®の投与などがなくなったときは,減量を忘れずに行うのが重要である.
●本症の発生を予測する方法として,24時間尿での尿素窒素を測定し,ステロイド投与前後の24時間総排泄量の比が3倍以上の場合は,そのステロイドを長期投与するとミオパチーを引き起こす可能性が高い.
●腎機能低下,甲状腺機能低下,閉経後などでは量を減らし,妊娠末期,ジフェニルヒダントイン®の投与などがなくなったときは,減量を忘れずに行うのが重要である.
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