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文献概要
今月の主題 ニューロパチーとミオパチー 診断のポイントと治療 ミオパチー
周期性四肢麻痺
著者: 栗原照幸1
所属機関: 1東邦大学医学部第4内科
ページ範囲:P.1318 - P.1319
文献購入ページに移動●周期性四肢麻痺(periodic paralysis)は遺伝性のものと症候性のものがあり,単一の疾患ではない.
●発作性に四肢の麻痺を反復して起こす疾患であるが,発作時に血清Kが高いもの,正常値のもの,低値のものがあり,それぞれ高K血性,正K血性,低K血性周期性四肢麻痺と呼んでいる.
●本邦では,若い男性患者で甲状腺機能亢進症に伴って起こる低K血性の周期性四肢麻痺が多い.発作時は,両下肢が張ったような感じがして,脱力が両下肢から次第に上がってきて,両上肢にも麻痺が及ぶ.
●発作性に四肢の麻痺を反復して起こす疾患であるが,発作時に血清Kが高いもの,正常値のもの,低値のものがあり,それぞれ高K血性,正K血性,低K血性周期性四肢麻痺と呼んでいる.
●本邦では,若い男性患者で甲状腺機能亢進症に伴って起こる低K血性の周期性四肢麻痺が多い.発作時は,両下肢が張ったような感じがして,脱力が両下肢から次第に上がってきて,両上肢にも麻痺が及ぶ.
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