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文献概要
今月の主題 ニューロパチーとミオパチー 診断のポイントと治療 ミオパチー
神経筋接合部の病気—重症筋無力症とLambert-Eaton症候群
著者: 松原四郎1
所属機関: 1東京都立神経病院神経内科
ページ範囲:P.1321 - P.1323
文献購入ページに移動●重症筋無力症は筋の易疲労性,特に眼瞼下垂,複視などを主徴とし,低頻度連続刺激で複合筋活動電位が減衰するが,これを一時的に抗コリンエステラーゼ剤で改善させることができる.また,抗アセチルコリン受容体抗体の陽性率は高く,高頻度に胸腺腫を合併する.
●Lambert-Eaton症候群は四肢筋力,特に下肢近位筋力の低下で初発する例が多い.腱反射が減弱し,時に自律神経障害を伴う.複合筋活動電位がきわめて低いが,高頻度連続刺激やテタヌス刺激で増高する.抗電位依存性カルシウムチャネル抗体の陽性率が高く,高頻度に肺小細胞癌を合併する.
●Lambert-Eaton症候群は四肢筋力,特に下肢近位筋力の低下で初発する例が多い.腱反射が減弱し,時に自律神経障害を伴う.複合筋活動電位がきわめて低いが,高頻度連続刺激やテタヌス刺激で増高する.抗電位依存性カルシウムチャネル抗体の陽性率が高く,高頻度に肺小細胞癌を合併する.
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