文献詳細
文献概要
今月の主題 下痢と便秘 便秘の診断的アプローチ
便秘の診断ストラテジー—誰に,いつ,どのような検査をすべきか
著者: 星加和徳1 飯田三雄1
所属機関: 1川崎医科大学内科
ページ範囲:P.1480 - P.1484
文献購入ページに移動●排便状況の変化は器質性病変の存在を推定させる重要な病歴であり,患者自身の通常の排便状況がいつ,どのように変化したかを聴取することが重要である.
●便秘の検査では器質性病変を除外することが最も重要で,特に,便に血液混入を認めた場合はそれだけで大腸癌の存在を疑い,大腸内視鏡検査の対象となる.
●器質性便秘を否定できた場合は機能性便秘として取り扱うが,症候性便秘や薬剤性便秘があることも忘れてはならない.
●便秘の検査では器質性病変を除外することが最も重要で,特に,便に血液混入を認めた場合はそれだけで大腸癌の存在を疑い,大腸内視鏡検査の対象となる.
●器質性便秘を否定できた場合は機能性便秘として取り扱うが,症候性便秘や薬剤性便秘があることも忘れてはならない.
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