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文献詳細

雑誌文献

medicina36巻9号

1999年09月発行

文献概要

今月の主題 下痢と便秘 便秘の特殊病態—病態,診断から治療まで

刺激性下剤長期乱用と便秘薬依存症

著者: 星野恵津夫1 茂木秀人1 鈴木大介1

所属機関: 1帝京大学医学部内科

ページ範囲:P.1511 - P.1513

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●刺激性下剤乱用(laxative abuse)は,若い女性に多く,やせ願望,食行動異常,境界人格障害,薬物依存性などの精神科的・心身医学的な問題が背景となる.
●合併症として,低カリウム血症,代謝性アルカローシス,pseudo-Bartter症候群,尿路結石,大腸メラノーシス,腎不全,周期性四肢麻痺,直腸脱などが問題となる.
●薬物治療として,選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)の有用性が期待されるが,それ以外の向精神薬,消化器用薬,漢方薬なども用いられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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