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文献詳細

雑誌文献

medicina36巻9号

1999年09月発行

今月の主題 下痢と便秘

便秘の特殊病態—病態,診断から治療まで

直腸粘膜脱症候群・宿便性潰瘍

著者: 小林文徳1 板倉勝1 松崎松平2

所属機関: 1東海大学東京病院消化器肝臓病センター内科 2東海大学医学部消化器内科1

ページ範囲:P.1514 - P.1516

文献概要

●比較的若年で下血を主訴に来院する患者では,MPSも念頭に置いて,排便時のいきみの習慣がないかなど,詳細な問診が重要である.
●宿便潰瘍は,高齢者で脳血管障害や手術後など,長期臥床を強いられる状態で発症する可能性が高く,食事療法や緩下剤などで便通をコントロールする.
●MPSも宿便潰瘍も内科治療が原則で,宿便潰瘍からの出血に対しては,ヒートプローブによる内視鏡的な止血治療が有効である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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