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文献詳細

雑誌文献

medicina37巻1号

2000年01月発行

文献概要

今月の主題 急性冠症候群 病態の理解のために

スタニング・ハイバネーション・プレコンディショニング—Ca2+とアデノシンの関与

著者: 北風政史1 堀正二1

所属機関: 1大阪大学大学院医学系研究科病態情報内科学

ページ範囲:P.21 - P.24

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●心筋スタニングは,狭心症発作の重積や急性心筋梗塞にて認める病態であり,Ca2+過負荷やO2-産生がその分子メカニズムである.心筋ハイバネーションは,冠灌流圧低下によるが,細胞内Ca2+レベルの低下が原因となる.
●プレコンディショニングによる心保護はアデノシン-PKC連関が関与する.
●虚血性心疾患の病態把握・治療は,これらの病態を十分に念頭に置く必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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