icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina37巻1号

2000年01月発行

文献概要

今月の主題 急性冠症候群 急性冠症候群に対する治療とEvidence

急性心筋梗塞に対するプレホスピタルケアはどこまで行うべきか

著者: 浜重直久1 川井和哉1 土居義典2

所属機関: 1近森病院循環器科 2高知医科大学老年病科

ページ範囲:P.72 - P.74

文献購入ページに移動
●急性心筋梗塞の死亡の半数以上は病院到着前に起こる.
●再灌流療法による心筋サルベージ効果・死亡率減少効果は,発症から早ければ早いほど高い.
●一次医療施設でのt-PA静注開始(prehospital thrombolysis)により,より効果的な心筋サルベージが期待されるが,不整脈や心破裂のリスクについての検証が必要である.
●高齢者では,血栓溶解療法による心破裂のリスクが高いため,prehospital thrombolysisよりもdirect PTCAを選択するほうが賢明である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?