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文献詳細

雑誌文献

medicina37巻1号

2000年01月発行

文献概要

今月の主題 急性冠症候群 座談会

急性冠症候群へのアプローチと治療戦略

著者: 高山守正1 一色高明1 中村正人3 山口徹3

所属機関: 1日本医科大学集中治療室 2帝京大学医学部内科 3東邦大学大橋病院第3内科

ページ範囲:P.119 - P.130

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 山口(司会) 本日は「急性冠症候群へのアプローチと治療戦略」ということで煙先生方にお話をお伺いしたいと思います.
 急性冠症候群というのは,急性心筋梗塞,不安定狭心症,虚血性の心臓死が含まれる臨床的なentitiyです.その基礎に粥腫の破綻とそれに伴う血栓の形成,内腔の狭窄あるいは閉塞があるという点で一元的に理解できる疾患群として,最近広く使われるようになった言葉です.
 ただ,臨床的な対応としては,急速に壊死しつつある心筋梗塞と,まだ壊死が起こっていない,あるいは軽度の壊死しか起こっていない不安定狭心症,非Q波心筋梗塞とではやはり治療戦略に違いがあります.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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