文献詳細
図解・病態のメカニズム 胃疾患・12
胃発癌のメカニズム
著者: 森田賀津雄1 日下利広1 藤盛孝博1 寺野彰2
所属機関: 1獨協医科大学病理学(人体分子) 2獨協医科大学消化器内科
ページ範囲:P.1699 - P.1702
文献概要
胃癌は,発癌誘起物質と発癌促進物質が関与するとされており,古くは魚や肉の焼け焦げに含まれるトリプトファン,紫外線,放射線なども正常細胞の遺伝子を傷つける物質が発癌誘起物質であり,アルコールやたばこ,アフラトキシン,ニトロソアミンなどが発癌促進物質と考えられており,たばこなどは両方の要素をもつとされている.
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