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文献詳細

雑誌文献

medicina37巻11号

2000年10月発行

文献概要

増刊号 臨床医のための最新エコー法 エコー法の実践—心エコー法(冠動脈疾患)

虚血性心疾患の診断と評価法—安静時心エコー法

著者: 原田智浩1 大滝英二1

所属機関: 1榊原記念病院循環器内科

ページ範囲:P.140 - P.144

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 日常診療で虚血性心疾患が疑われる患者に対し心エコーを行う場合は,①自覚症状の原因をスクリーニング,②異常Q波やST変化などの心電図異常の原因精査,などがある.さらに,心筋虚血では拡張(弛緩)障害や壁運動異常(収縮障害)が,心電図変化,血清学的異常よりも早期に出現するという事実から,胸部症状のある患者に対し,まず施行することにより虚血の定性的評価に利用している.また重症度や合併症の有無といった評価にも用いることができるので,CCU滞在中には少なくとも1日1回は心エコーを撮るようにすべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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