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文献詳細

雑誌文献

medicina37巻11号

2000年10月発行

文献概要

増刊号 臨床医のための最新エコー法 エコー法の実践—心エコー法(弁膜症)

三尖弁と肺動脈弁疾患

著者: 林輝美1

所属機関: 1獨協医科大学越谷病院循環器内科

ページ範囲:P.169 - P.173

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三尖弁疾患
 1.三尖弁疾患の検査の手順
 三尖弁は四腔像(胸骨傍,心尖部アプローチとも)で最もよく描出される.この像では前尖と中隔尖が見える.さらに大血管レベル短軸像で主に中隔尖が描出される.三尖弁の後尖は通常描出されにくい.三尖弁疾患では右心の圧負荷や容量負荷を伴うことが多いため,ルチン検査では,2Dエコー図で左室長軸像,短軸像を観察し,右室の大きさ,心室中隔運動などを評価した後に三尖弁を記録観察する.弁運動について拡張期半閉鎖速度,心房収縮期波の大きさなどはMモードエコー図により計測する.カラードプラ法で弁逆流を描出,中等度以上の弁逆流が観察されれば連続波ドプラ法でピーク逆流血流速度から右室収縮期圧を計測する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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