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文献詳細

雑誌文献

medicina37巻11号

2000年10月発行

文献概要

増刊号 臨床医のための最新エコー法 エコー法の実践—心エコー法(心筋症)

拡張型心筋症と心筋炎

著者: 千田彰一1 近藤功2 水重克文2

所属機関: 1香川医科大学総合診療部 2香川医科大学第2内科

ページ範囲:P.190 - P.196

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拡張型心筋症
 拡張型心筋症は,心室の拡大および収縮不全を呈する原因不明の疾患である.肥大型心筋症が進行して,やがて拡張型心筋症類似の病態を呈するに至る拡張相肥大型心筋症も,しばしば認められる.近年,動物実験による分子生物学的研究が進み,拡張型心筋症の遺伝子異常が報告されてきている.また,治療に関しても,以前までは左室収縮能が低下した心不全病態には禁忌であったβ遮断薬が,今では拡張型心筋症の予後を著しく改善することが証明され,病態の解明とともに治療法も大きく変わってきている.本稿では,拡張型心筋症の心エコー図について,最近のEBMにちなんだ動向を含めて概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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