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文献詳細

雑誌文献

medicina37巻11号

2000年10月発行

増刊号 臨床医のための最新エコー法

エコー法の実践—泌尿器領域エコー法

腎臓の限局性疾患

著者: 斉藤雅人1

所属機関: 1明治鍼灸大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.292 - P.296

文献概要

検査の手順
1.超音波診断装置
 最近の超音波診断装置はどれも性能が良いので,どの機械を使っても大差はない.腎の超音波検査法には,振動子の発振周波数は5MHzくらいが適当であろう.プローブはコンベックススキャナがよい.カラードプラ法(パワードプラ法を含む),ハーモニックエコー法,三次元画像作成法といった機能を備えた超音波診断装置が出ているが,腎の超音波検査法に必須というわけではない.ただそれらがあると,少しだけ便利で診断精度が向上する.また最近は超音波造影剤が市販されており,今後の新しい展開が期待されている.現状における一般の臨床では,通常の白黒の超音波断層像(以下超音波断層像とだけ記載する)があれば十分であるが,カラードプラ法の有用性もかなりあるので,できればカラードプラ法も可能な診断装置がほしいところである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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