icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina37巻11号

2000年10月発行

文献概要

増刊号 臨床医のための最新エコー法 エコー法の実践—泌尿器領域エコー法

腎臓のびまん性疾患

著者: 寺沢良夫1

所属機関: 1仙台社会保険病院内科

ページ範囲:P.298 - P.301

文献購入ページに移動
検査の手順
 腎の超音波検査には,腹臥位による背部からの走査(泌尿器科など)と背臥位の経腹的走査(内科など)がある.筆者らは腎の検査でも,胆・肝・膵・腹部大動脈,膀胱,前立腺,卵巣も同時に走査しているので,背臥位での各臓器の検査後,左右を挙上しての背部からの腎走査も加えている.なぜならば,びまん性腎疾患の検査中,無症状の悪性疾患(腎癌,腎盂癌,膀胱癌,肝癌,膵癌,胆管癌など)が検出されることを頻繁に経験しているからである1,2).また,蓄尿(約150ml以上)していることが膀胱の検査にとって望ましい.
 腎の検査は次の手順で行っている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?