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文献詳細

雑誌文献

medicina37巻11号

2000年10月発行

増刊号 臨床医のための最新エコー法

エコー法の新しい展開

超音波の安全性

著者: 名取道也1

所属機関: 1国立大蔵病院臨床研究部

ページ範囲:P.410 - P.413

文献概要

 最近,超音波の安全性についてのユーザーの意識の向上が強く求められている.これは診断に使用する超音波装置の出力が,以前に比べ2〜3倍に上昇していることが大きな問題となっているからである.超音波の安全性については20年以上前より話題とされてきており,近年は超音波の出力の計測方法についての超音波工学上の進歩,動物実験や臨床研究などの進展と相まって,この方面の研究は大きな進歩を遂げている.しかし,残念ながら当時から現在に至るまで,超音波の安全性がユーザーに大きな関心をもたれてきた歴史はない.
 一般的に,医師を始めとする超音波診断装置のユーザーが超音波の安全性に関する議論に興味を示さなかった理由には表1のようなことが挙げられよう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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