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文献詳細

雑誌文献

medicina37巻12号

2000年11月発行

文献概要

今月の主題 消化器薬の使い方 2001 消化器治療薬を使う!

非代償性肝硬変症

著者: 石井耕司1 住野泰清1

所属機関: 1東邦大学医学部第2内科

ページ範囲:P.1816 - P.1818

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◆Key Question非代償性肝硬変症に伴う肝性脳症に対して栄養治療は有効か?
臨床エビデンス
 非代償性肝硬変患者では黄疸,腹水,消化管出血とともに肝性脳症のコントロールが必要である.
 肝性脳症は,劇症肝炎,肝硬変で高度に肝機能が低下した場合に随伴する意識障害を主徴とする多彩な精神神経症状を意味する.肝性脳症の重症度は一般的には昏睡度分類I〜V度(表1)に従う.肝硬変が進展して高度に肝機能が低下した場合と,肝硬変に門脈大循環短絡を伴った場合に生ずる慢性の肝性脳症は劇症肝炎の進展に伴って出現する急性の脳症とは明らかに区別される(表2).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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