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文献詳細

雑誌文献

medicina37巻12号

2000年11月発行

文献概要

今月の主題 消化器薬の使い方 2001 消化器治療薬を使う!

膵疾患

著者: 田口進1 渡辺浩之1 天野長久1

所属機関: 1昭和大学医学部第2内科

ページ範囲:P.1823 - P.1825

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◆Key Question
急性膵炎に対するprotease inhibitorの持続投与はなぜ重要か?
臨床エビデンス
 急性膵炎の治療は,膵臓に起きた急性炎症を沈静化させることはもちろん,本疾患の病態の特性である全身の変化に対応することが必要であり,基本的な治療と急性膵炎に伴う合併症に対する治療とから成る.
 急性膵炎の発症,進展には多くの酵素が関与しているが,中でも蛋白分解酵素の1つであるトリプシンは,急性膵炎を発症させる重要な因子であり,さらにほかの膵酵素を活性化させ,これら活性化された膵酵素による膵自体の炎症の進展に加え,急性膵炎特有の全身臓器の障害を起こさせている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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