icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina37巻13号

2000年12月発行

文献概要

今月の主題 糖尿病と合併症へのアプローチ どのように病態を把握し,治療指針を決定するか

糖尿病と合併症の治療方針をどう立てるか

著者: 大角誠治1 小林正1

所属機関: 1富山医科薬科大学第1内科

ページ範囲:P.1908 - P.1911

文献購入ページに移動
●糖尿病性慢性合併症は,蛋白の非酵素的糖化反応,ポリオール代謝の亢進,酸化ストレスの亢進,PKC活性の亢進が主要な機序で発症する.
●高血糖下におけるグリケーション,ポリオール代謝,酸化ストレスの亢進は,直接蛋白を修飾してその機能を変え,組織を傷害する.また,これらはPKC活性の亢進とともに細胞内MAPキナーゼを活性化し,正常遺伝子発現を変化させ,合併症につながる.
●発症機序各ステップにおける治療薬の開発は課題であるが,基本治療は高血糖を是正し,正常化することである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら