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文献詳細

雑誌文献

medicina37巻13号

2000年12月発行

文献概要

今月の主題 糖尿病と合併症へのアプローチ 糖尿病合併症の発症・進展を予防するための治療の進め方—合併症の発症・進展予防に向けた経口血糖降下薬の使い方

ビグアナイド薬,インスリン抵抗性改善薬

著者: 荒木栄一1 本島寛之1 近藤龍也1

所属機関: 1熊本大学医学部代謝内科

ページ範囲:P.1938 - P.1940

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●ビグアナイド薬,インスリン抵抗性改善薬ともにインスリン分泌が比較的保たれ,インスリン抵抗性が存在する2型糖尿病患者が良い適応となる.
●ビグアナイド薬は主に肝での糖放出抑制,インスリン抵抗性改善薬は主に末梢での糖取り込み増加により血糖値を低下させる.
●ビグアナイド薬は肥満合併2型糖尿病患者において脳血管障害の発症を抑制する可能性がある.
●ビグアナイド薬は乳酸アシドーシス,インスリン抵抗性改善薬は肝障害の副作用に特に留意する必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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