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文献詳細

雑誌文献

medicina37巻13号

2000年12月発行

文献概要

今月の主題 糖尿病と合併症へのアプローチ 病態に応じた個々の症例への対応

境界型—軽症糖尿病の外来診療

著者: 伊藤千賀子1

所属機関: 1広島原爆障害対策協議会健康管理センター

ページ範囲:P.1988 - P.1990

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●境界型はOGTTのみで診断され,糖尿病へのhigh risk群であるとともにインスリン抵抗性や動脈硬化性疾患が高率にみられる.
●糖尿病発症例では境界型の時期が10年あまり継続しており,糖尿病の一次予防のために介入するきわめて重要な時期である.
●肥満はインスリン抵抗性を増大させることから,栄養・運動指導による肥満の是正が必要である.
●境界型の管理は身体活動度を増加させ,栄養面では摂取エネルギー量,動物性脂質や単純糖質の過剰摂取の是正,食物繊維や減塩を奨励することが重要である.食生活実態は個人差が大きいことを考慮し,適切な個別指導と動機付けが指導効果を上げる方策といえる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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