文献詳細
文献概要
今月の主題 アレルギー診療の実際 Introduction
アレルギー患者の問診と診断のポイント
著者: 長屋宏1
所属機関: 1久我山病院アレルギー科
ページ範囲:P.176 - P.178
文献購入ページに移動●アレルギー症状が若年者,特に小児期に起こるほどアトピー素因によるものである可能性が高い.
●喘鳴が聴かれたときに患者にとって重要なことは,気道過敏性亢進の有無や気管支喘息という診断名の定義に当てはまるか否かを議論することではなく,アトピー型の喘息であるか否かを知るためにアレルギー皮膚テストを行うことである.
●血清総IgE値が低くてアレルゲン特異的IgE(RAST)が陰性でも,アレルギー皮膚テストはRASTよりも感度が高いので,皮膚テストも陰性でなければ非アトピー型とはいえない.
●喘鳴が聴かれたときに患者にとって重要なことは,気道過敏性亢進の有無や気管支喘息という診断名の定義に当てはまるか否かを議論することではなく,アトピー型の喘息であるか否かを知るためにアレルギー皮膚テストを行うことである.
●血清総IgE値が低くてアレルゲン特異的IgE(RAST)が陰性でも,アレルギー皮膚テストはRASTよりも感度が高いので,皮膚テストも陰性でなければ非アトピー型とはいえない.
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