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文献詳細

雑誌文献

medicina37巻2号

2000年02月発行

文献概要

今月の主題 アレルギー診療の実際 アレルギー疾患の根本的治療法

アレルゲン特異的減感作療法(免疫療法)

著者: 長屋宏1

所属機関: 1久我山病院アレルギー科

ページ範囲:P.184 - P.188

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●アレルゲン特異的減感作療法は,アレルゲンの回避に次ぐ最善の予防的治療法であり,対症療法と併用してできるだけ早く始めるべきである.
●吸入ステロイドは,特に小児では末梢気道に届く割合が低く,吸入を中止すれば治療効果は消失するが,減感作治療効果は全身にゆきわたり,中止後も免疫治療効果は何年も持続しうる.
●非可逆的な肺機能の低下を予防するためには,喘息の発症から2年以内に吸入ステロイド治療を始めるべきだが,高用量の吸入ステロイドは成長阻害の可能性があるため,吸入ステロイドを併用して減感作治療を直ちに始めるべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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