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文献概要
今月の主題 アレルギー診療の実際 鼻炎
アレルギー性鼻炎の発症機序,病態と鑑別診断
著者: 奥田稔1
所属機関: 1日本臨床アレルギー研究所
ページ範囲:P.202 - P.204
文献購入ページに移動●アレルギー性鼻炎は,発作性反復性のくしゃみ,水性鼻漏,鼻閉を3主徴とする鼻粘膜のI型アレルギー性疾患である.
●アレルギー反応は粘膜上皮層肥満細胞の脱顆粒をトリガーとして起こる即時相反応と,その後に起こる遅延相反応があるが,実際の患者鼻粘膜ではこれらの反応が交錯,重積している.
●I型アレルギー疾患としてみると,アトピー性皮膚炎と喘息との合併が多い.
●鼻炎の立場からは本疾患は鼻炎の一つで,感染性鼻炎,非感染性非アレルギー性過敏性鼻炎などとの鑑別が必要である.
●アレルギー反応は粘膜上皮層肥満細胞の脱顆粒をトリガーとして起こる即時相反応と,その後に起こる遅延相反応があるが,実際の患者鼻粘膜ではこれらの反応が交錯,重積している.
●I型アレルギー疾患としてみると,アトピー性皮膚炎と喘息との合併が多い.
●鼻炎の立場からは本疾患は鼻炎の一つで,感染性鼻炎,非感染性非アレルギー性過敏性鼻炎などとの鑑別が必要である.
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