icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina37巻2号

2000年02月発行

文献概要

今月の主題 アレルギー診療の実際 喘息

成人喘息の発症機序,病態と予後

著者: 可部順三郎1

所属機関: 1湯河原厚生年金病院

ページ範囲:P.220 - P.222

文献購入ページに移動
●喘息発症にかかわる因子には,①素因,原因因子(アレルゲン,薬物など),寄与因子(喫煙,感染など)がある.
●気道炎症が加わって気道過敏性を亢進させ,炎症の持続とリモデリングにより慢性化する.
●慢性化は不可逆的変化を招く可能性があり,恒常的肺機能低下が起これば生命予後に悪影響を及ぼす.
●喘息死は年々減少傾向にあったが,近年は世界的に横ばいか,やや上昇傾向にある.わが国の喘息死亡率は欧米に比べてまだかなり高い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?