文献詳細
文献概要
今月の主題 アレルギー診療の実際 喘息
喘息の減感作療法
著者: 冨田尚吾1
所属機関: 1国立相模原病院臨床研究部内科
ページ範囲:P.226 - P.229
文献購入ページに移動●減感作療法はアレルギー反応に一種の“慣れ”をつくることにより症状の軽減ないしは完治を目的とする.
●病因であることが病歴,RASTなどで明らかなアレルゲンを選んで実施する.喘息発作やアナフィラキシーの出現に備え,注射後30分は監視下に置く.
●食物アレルゲンや真菌類の減感作は通常実施しない.
●初回の注射は皮膚テストの陽性閾値よりも薄い濃度から始め,以後漸増する.
●減感作療法は基本的に即効性が乏しく(急速減感作を除く),長期にわたるものであることを患者によく理解させておく.
●減感作の機序としてT細胞アナジー説が注目されている.
●病因であることが病歴,RASTなどで明らかなアレルゲンを選んで実施する.喘息発作やアナフィラキシーの出現に備え,注射後30分は監視下に置く.
●食物アレルゲンや真菌類の減感作は通常実施しない.
●初回の注射は皮膚テストの陽性閾値よりも薄い濃度から始め,以後漸増する.
●減感作療法は基本的に即効性が乏しく(急速減感作を除く),長期にわたるものであることを患者によく理解させておく.
●減感作の機序としてT細胞アナジー説が注目されている.
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